こんにちはホシテンスです。
このブログでは個人的に英雄と認める人物を実在・架空と問わず紹介し、
その功績をたたえるブログです。
僕の琴線に触れる部分のみをピックアップしますので、偉大な業績があっても
無視されることがありますが、おっさんのたわごととご容赦ください。

第11回は

作家 塩野七生
しおのななみ
このお方であります!!
僕は昔から歴史物の小説が大好きで、日本史世界史問わないわけですが、
ヨーロッパ特にイタリアものでしたらこのお方の小説以外ないです。
まさか「ルネサンスの女たち」が1969年に書かれたとは思わなかったです。
「チェーザレボルジア あるいは優雅なる冷酷」が1970年でしょ。
僕はこの方の小説を読むまでイタリア史なんぞ全く興味はなかったですし、
恥ずかしながらイタリア史は「スパルタカス」とか「古代ローマ帝国の滅亡」とかの
映画でしか知らなかったです。「スパルタカス」カークダグラスですよ。
めちゃ男前です。昔ボクサーだったこともありめちゃ強そうです。
マイケルダグラスのおやっさんですね。
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小説で「チェーザレボルジア あるいは優雅なる冷酷」に出合った時の衝撃ったら
ないですよ。とにかく面白い。チェーザレボルジアの人となりが戦国時代に生きた
織田信長をほうふつとさせるんです。痛快ですよ。脳内でチェーザレの騎馬部隊が
ローマを中心に駆け巡ります。そしてチェーザレに興味が出たらマキャヴェッリですよ。
この人フィレンツェの外交官とか軍顧問なんですが、チェーザレに理想の君主像を
見出し「君主論」を執筆します。
そのあたりの内容が塩野七海「マキアヴェッリ語録」にまとめられています。

「マキャベリズム」ご存知ですか。
「目的の為には、手段は選ばない」よく聞きますし、かっこつけて使ってる勘違いドラマが
ありますよね。あれの元ネタがマキャヴェッリでありその思想、マキャヴェリズムです。
まあ、間違って使われてマキアヴェッリ、ディスられまくりですけどね~
「国家が危機に陥った場合、政治家は(国家存続の)目的のために有効ならば、手段を選ぶべきではない」
が本当の言葉ですね。国家の危機と個人のエゴをまぜまぜに論じてはいけません。
もちろん我らが塩野七生さんはそんな間違いをする作家ではございません。

戦記ものが好きな方は「コンスタンティノープルの陥落」「ロードス島攻防記」「レパントの海戦」
の3部をぜひ読んでください。オスマン帝国の偉大さも存分に感じることができます。
イスラムもやられ役でなく、とってもかっちょいいですよ。スレイマン大帝能力高すぎです。

あとは「殺人事件」3部作とか「ローマ人の物語」とかいろいろありますが、どれをとっても
読んでみて損はなしです。塩野七生さんの歴史小説は過去に全部読んでいると思いますが、
全部一気読みです。イタリア史おもろすぎです。後はエッセイなども多々ありますので、
ぜひ、読んでください。

しかしまあ、こんなに立派なイタリア人がいっぱい出てくるのに、
な~んで近代戦争にイタリア人はこんな弱いんだ~?って思いますよ。
これはイタリアの物資と装備不足でしょうね。
フェラーリのようなスーパーカーを作れるんですから弱いわけないっすね。
まじめに頑張ったらたぶんそこそこ強いですよ。まじめに頑張るか謎ですが・・・

名言:

天才:神が愛した者。

秀才:神が愛するほどの才能に恵まれていないが、天才の才能はわかってしまう人。
    ゆえに、不幸な人。

凡才:秀才の才能は理解でき、尊重はするが、天才の才能まではわからない人。
    ゆえに、幸福でいられる人。

Σ(゚д゚;)生まれてからずっと幸せだと思ったら凡才だったか・・・
いや~秀才でなくてよかった~~~~( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

と言うわけで第11回は終了です。本日の英雄:塩野七生いかがでしたでしょうか。
皆さんの記憶にこの英雄が刻まれたなら幸いです。
では次の英雄はまた明日ばいば~い(。・ω・)ノ゙